買い物カゴに「富富富」の新米を入れる食の王国大使の松越さん(中央)=ファボーレ

買い物カゴに「富富富」の新米を入れる食の王国大使の松越さん(中央)=ファボーレ

富山県 特産

「富富富」新米待ってた デビュー6年目、県内で一斉発売

北日本新聞(2023年10月1日)

 デビュー6年目となる「富富富(ふふふ)」の新米が9月30日、県内で一斉に発売された。富山市婦中町下轡田のファボーレでは「とやま食の王国大使ふふふ」の井川由莉子さんと松越美乃さんが店頭でPRし、多くの家族連れらが買い求めた。

 県内ではスーパーやドラッグストアなど約200店舗で販売。ファボーレの食品館出入り口付近では2キロ、5キロ、10キロの3種類計300袋を用意した。

 5キロの富富富2袋を購入した富山市長附の公務員、吉島ゆきのさん(56)は、富富富の歯ごたえと甘みにほれ込んだと言い、毎年購入している。「猛暑が続き、米の管理には非常に気を使うとは思うが、おいしい商品なので、今後も作り続けてほしい」と生産者にエールを送った。

 県外では10月7日から販売をスタートした。PR販売イベントを主催した全農県本部の中野裕司米穀園芸部長は「新型コロナ禍による行動制限が緩和され、県外のPR活動にも力を入れる」と話した。

 全農県本部によると、今年の出荷量は2022年産に比べ1千トン多い8千トンとなる見込み。暑さに強い特性がある富富富は猛暑の影響は限定的で、1等米比率が例年並みの95%以上を達成できる見通しが強いという。

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