一面に広がるコケに九谷焼作品が置かれた展覧会場=小松市日用町の苔の里

一面に広がるコケに九谷焼作品が置かれた展覧会場=小松市日用町の苔の里

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クタニズム6日開幕 小松、能美で九谷焼の魅力発信

北國新聞(2023年10月6日)

 ●色テーマに周遊を

 小松、能美両市で6日に九谷焼の芸術祭「クタニズム」(北國新聞社後援)が開幕するのを前に5日、報道向け内覧会が開かれた。「産地の色を、さがす旅。」をテーマに、色鮮やかな九谷焼を生み出す地域を周遊してもらい、北陸新幹線敦賀延伸を控え、多様で奥深い伝統工芸の魅力を伝える。

 展覧会場は、小松市龍助町の松雲堂、同市日用(ひよう)町の苔(こけ)の里、能美市の能美ふるさとミュージアムの3カ所にある。松雲堂では食器や花器など九谷焼を取り入れた日常生活を紹介し、苔の里では九谷焼のフクロウや七福神などが一面に広がるコケの上に配置されている。同ミュージアムでは、小松マテーレ(能美市)が手掛けた極薄生地「天女の羽衣」に九谷焼の絵模様を印刷した作品が飾られた。

 ガイドブックには展覧会や工房、窯元、九谷焼関連スポットなどを掲載し、各会場にあるシールをガイドブックに集めると、プレゼントがもらえる仕組み。プレゼント交換・応募は、小松市観光交流センター「Komatsu九(コマツナイン)」と能美ふるさとミュージアムで受け付ける。

 11月5日までの期間中、技法である花詰(はなづめ)や青粒(あおちぶ)など九谷焼にちなんだソフトクリームを、コマツナインや能美市の九谷陶芸村内カフェなどで販売する。

 コマツナインでの内覧会では、実行委員会長の宮橋勝栄小松市長、副会長の井出敏朗能美市長のメッセージが披露された。クタニズムは2019年に5カ年計画で始まり、今回は最終年度となる。継続については今後検討する。

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