まつい食堂で提供される本気丼「ばあちゃん直伝のもつ焼き丼」=5日、南魚沼市塩沢

まつい食堂で提供される本気丼「ばあちゃん直伝のもつ焼き丼」=5日、南魚沼市塩沢

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秋冬2部制でマジ度がドンとアップ!今年もきました「本気(まじ)丼」、南魚沼産コシヒカリと自慢の具材を味わって

新潟日報(2023年10月10日)

 米どころ南魚沼市のコシヒカリ消費量を増やそうと、地元飲食店がご飯に合う料理を丼にして提供する「本気(まじ)丼」(市観光協会主催)が1日、始まった。9年目の本年度は初めて、秋と冬の2部制を導入。交流サイト(SNS)などで認知度が上がり売上額が増加傾向にある中、秋と冬でメニューを変更し、前年度を超える売り上げと提供数を目指す。

 本気丼は2015年度に始まり、飲食店が南魚沼産コシと料理を一杯の丼にして提供するキャンペーン。新米が提供される10月から約5カ月間行われる。ブランド米として知られる南魚沼産コシを満喫してもらおうと、大盛り無料のサービスで、食事客の胃袋を満たしてきた。

 市観光協会によると、ここ数年、SNSを通じて本気丼が広く知られるようになった。具材がたっぷりと載った丼は写真映えし、注目を集めるようになった。そのため、店側は味はもちろん、見た目も工夫をこらす。

 全体の売り上げは、スタートした2015年度の3100万円が18年度は7800万円に増加。新型ウイルス禍で一時低迷したものの、22年度は過去最高となる8500万円を売り上げ、南魚沼市の恒例イベントとして定着した。

 ただ、過去最高の売上額だった22年度の丼の提供数は5万8千食で、新型ウイルス禍前の18年度の6万5千食を超えることはできなかった。市観光協会は「物価高騰を背景に単価が上がっており、提供数も前年度を上回ることが目標」としている。

 市観光協会は約5カ月間の長期キャンペーンに変化をつけようと、秋と冬の2部制を初導入。季節でメニューや参加店舗が変わるほか、冬はスキー場の飲食店でも展開する予定で、スキー場で本気丼を食べた客が、市内各地の本気丼を食べに行く流れをつくりだす狙いだ。

 1日に始まった秋の本気丼は、40店舗が43種類の丼を用意した。価格は550〜2580円で、豚丼や海鮮丼のほか、たい焼きとカツ丼が合わさったユニークな丼もある。

 塩沢のまつい食堂では、自家製の塩沢産コシの上に、煮込んで一晩寝かせた豚もつ炒めを載せた「ばあちゃん直伝のもつ焼き丼」(1320円)を用意。コメは大盛りで350グラム、豚もつは180グラムとボリュームある1品で、南魚沼産の食材を中心に使った小鉢5品とデザートも付く。

 店主の松井良孝さん(61)は「1975年に祖母らが創業した時からもつ料理を提供してきた。取れたての新米とぜひ食べに来てもらいたい」と話す。

 秋は12月15日まで。冬は12月16日〜24年2月29日。問い合わせは市観光協会、025(783)3377。

詳細情報

リンク
【公式】南魚沼、本気丼|日本一のコシヒカリ、日本一の大盛マジ丼 https://majidon.jp/
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