福井県坂井市三国町の街中を歩きながら、"三国の宝"と思われる風景や建物や町並みなどを探す「三国湊トレジャーハント」が１０月２２日、旧市街で行われた。参加者は路地裏や通りで歴史を感じる景色を探しながら、改めて三国のまちの魅力を考えた。

　一般社団法人三國會所が、秋の催事「北前ストりーム」の一環で開いた。コロナ禍などの影響で５年ぶり。４歳の幼児から７０代まで約５０人が参加、６グループで三国神社側と神明区側の二手に分かれ街歩きした。

　事前に参加者に配布されたクイズマップの作成には、三国高地域探究同好会の生徒が"まちのお宝"の写真２４点を載せるなど協力。参加者はマップを手に巡り、特色ある看板や照明灯、屋根瓦などを見つけ出しスマートフォンで撮影していた。

　主催者からは「自分で三国らしいと思う景色を探そう」の宿題も出され、参加者は九頭竜川や龍翔博物館などを眺めながら、宝と思う風景を考えていた。三国南小２年の児童は「探すクイズは難しいかった。見つけた時は、こんなとこにあったか、と楽しくなった」と話していた。