新潟県上越市は、北前船が寄港した港町として栄えた直江津をＰＲしようと「日本遺産北前船カードラリー」を始めた。直江津の町を巡り、カードを集めることで歴史や文化に触れてもらう趣向だ。

　市は２０１８年、北前船にまつわる港町などを対象とした文化庁の日本遺産「荒波を越えた男たちの夢が紡いだ異空間〜北前船寄港地・船主集落〜」に認定された。

　カードラリーは、北前船の船頭が航海の安全を祈り、回船業者が商売繁盛を願った八坂神社をはじめ、佐渡汽船直江津港ターミナルなど港周辺の計１０カ所を訪れ、各所にあるカードを集める。全て集めると記念カードがもらえる。先着１００人は市内の菓子店の菓子詰め合わせがもらえる。

　カードがある場所の地図は市のウェブサイトや、春日山町１の市埋蔵文化財センターなどで入手できる。カードがなくなり次第終了。問い合わせは市教育委員会文化行政課、０２５（５４５）９２６９。