福井県越前町織田の越前町雨田光平記念館で、テーマ展「偉人たちの肖像~惟喬親王(これたかしんのう)から岡田啓介まで~」が開かれている。琴やハープ、彫刻など多彩な分野で活躍した福井市出身の雨田光平(1893~1985年)が、歴史上の偉人を題材に制作した彫像など計14点を披露している。12月17日まで。
作品は橋本左内や岡倉天心、岡田啓介をはじめ、古代から近代にわたる福井ゆかりの偉人が中心。柴田勝家の横顔をイメージした石こう像は、何かを訴えかけるように大きく口を開けていて、ひときわ目を引いている。
このほか、笑みを浮かべたお市の方の彫像や菅原道真を描いた水彩画などがある。
一般100円で中学生、70歳以上は無料。毎週月曜、24日休館。