福井、石川、京都の作家による現代工芸作品が並ぶ「魅せる、現代工芸展」=福井県越前町の県陶芸館

福井、石川、京都の作家による現代工芸作品が並ぶ「魅せる、現代工芸展」=福井県越前町の県陶芸館

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福井、京都、石川の魅せる現代工芸 福井県陶芸館で特別展

福井新聞(2023年11月20日)

 来春の北陸新幹線県内開業を記念した特別展「魅せる、現代工芸展」(福井新聞社後援)が、福井県越前町の県陶芸館で開かれている。福井県、石川県、京都府の作家がそれぞれの感性や表現で作り上げた"魅せる"作品24点を展示している。11月26日まで。

 同展は新幹線県内開業を見据え、作家同士のつながりを創出しようと、同館が初めて企画した。福井からは越前焼の陶芸家、吉田豊一さん(豊彩窯)と司辻健司さん(光窯)が出展。石川、京都からは金沢美術工芸大大学院(金沢市)と京都市立芸大大学院(京都市)の学生計6人が渾身(こんしん)の作品を並べた。

 吉田さんの出品作の一つ「風のハーモニー」は、短冊形にしたヒノキの板を何枚もつづった打楽器「ささら」から着想を得た。ヒノキの代わりに越前焼で制作。約50枚を縄で連ねて樹脂で固め、立体造形に仕上げた。

 このほか、梅の木の幹をしなやかな女性の体に見立てた発泡スチロールの盆栽や、九谷焼を思わせる赤、緑の色釉(ゆう)で細やかな絵、文様が施された焼き物のだるまなど、各作家の力作がそろう。

 午前9時~午後5時。毎週月曜休館。一般800円。高校生以下と70歳以上は300円、未就学児無料。問い合わせは同館=電話0778(32)3262。

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