富山県氷見市の氷見漁港で7日、1595本のブリが水揚げされた。今季初の千本超えで市場は活気づき、本格シーズン到来を告げる「ひみ寒ぶり宣言」への期待が高まった。
今月に入り、500本前後の水揚げが続いていた。7日は氷見魚市場にブリがずらりと並び、競りが続いた。氷見漁協によると9、10キロ台が中心で、大きいものは15、16キロあった。
ひみ寒ぶりは氷見漁港に水揚げされる重さ6キロ以上のブランド魚。漁業者や仲買人、氷見漁協の代表でつくる判定委員会が魚の質や漁獲見通しを判断して出荷開始を宣言している。
氷見漁協の担当者は「安定的に出荷できる見込みがまだ立っていない」と話し、宣言の見通しはつかないとした。