ICカードをかざすとリフトのゲートが開くシステム=12月15日、妙高市田切

ICカードをかざすとリフトのゲートが開くシステム=12月15日、妙高市田切

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ICカードかざすだけでリフトにスイスイ!妙高市の4スキー場でゲートシステム導入、エリア内を回って楽しんで

新潟日報(2023年12月20日)

 新潟県妙高市の一般社団法人妙高ツーリズムマネジメント(妙高観光局)は今冬、妙高高原地区の4スキー場でICゲートシステムを導入する。インターネットで共通リフト券を購入すると、専用のICカードで4スキー場を滑ることができる。長期滞在する訪日客らの利便性を高め、エリア内を回りやすくする。

 導入するのは赤倉観光リゾート、赤倉温泉、池の平温泉アルペンブリック、妙高杉ノ原の4スキー場。既にシステムを導入しているアライスノーリゾートと斑尾高原にも拡大する方針だ。

 共通リフト券は各スキー場で販売せず、インターネット販売のみ。妙高高原駅前にある観光案内所で受け取る必要がある。

 スキー客はICカードを左側のポケットに入れたりかざしたりするとゲートが開きリフトに乗れる。妙高観光局が4スキー場の入り込み総数を把握し、誘客PRに活用する。ゲートシステムは国内約100スキー場で導入している。

 総事業費は1億3千万円で、市が6千万円、県が4千万円、残りを各スキー場が負担した。今後はICカードで連絡バスに乗車できる実験を行うほか、スキーのレンタルに利用するなど地域内のDX化に活用する。

 12月15日は田口の妙高高原メッセでシステムの発表会が開かれた。妙高市の城戸陽二市長は「世界に誇るスノーリゾートになる大きな一歩になった」とあいさつした。

 発表会に先立ち、関川のスキー神社で安全祈願祭が開かれた。城戸市長や観光関係者らが、シーズン中の無事故や十分な降雪を祈った。

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