紫式部を描くNHK大河ドラマ「光る君へ」の放送開始を前に、4ショッピングセンター(SC)主催の「紫式部を学ぼう巡回展」が12月24日、福井県福井市のエルパで始まった。等身大パネルによるフォトスポットを設けたほか、短歌コンクールなどのイベントを通して、福井ゆかりの偉人に理解を深めてもらう。
福井市のエルパ、ベル、パリオと坂井市のアミの4SCが福井の盛り上げにつなげていこうと企画。越前市や県、文化団体などでつくる「紫式部プロジェクト推進協議会」が協力する。
紫式部の生涯を紹介するパネルを展示したほか、清少納言や藤原道長を含め5人のキャラクターパネルを置いたフォトスポットを設けた。SCの日常などをテーマに2月18日まで作品を募る短歌コンクールも実施する。
この日はエルパ2階特設会場で巡回展開始式があり、エルパの竹内邦夫理事長が「皆さんに紫式部について学んでもらい、福井を盛り上げる起爆剤にしたい」とあいさつした。越前市教委学芸員が市との関わりなどを解説する講座もあった。
同展は3月末までで、エルパは1月8日まで。その後のスケジュールは各SCのホームページで。各SCでは1月上旬から、越前市武生中央公園に2月23日オープンする「大河ドラマ館」の前売り券も取り扱う。