正月にちなんだ企画展示「全国の天神人形と祝い飾り」が19日、富山県射水市本江(新湊)の国登録有形文化財「勘兵衛はうす」(旧田中家住宅)で始まった。21日まで。
郷土民芸や手作り品約100点を展示。県西部や石川県の風習で広まった木製のお堂「天神堂」に配した天神人形や、福井県武生地域の大型木彫像、各地の土人形や張り子の天神人形がある。えとの辰(たつ)をモチーフにした布人形や、つるし手まりといった正月の飾りも紹介している。
施設を管理するNPO法人アポロンが、年6回の一般公開の一つとして開いた。施設は能登半島地震で土壁が剥がれ落ちる被害があり、復旧に向けて支援金を募っている。