北陸新幹線県内開業を前に、福井県内で活躍する若手デザイナーらによる企画展「出発展 ふくいのクリエイターが案内する観光×デザイン」(福井新聞社後援)が1月20日、あわら市金津創作の森美術館で始まった。3月3日まで。
20代の7人のデザイナー、ライターらがプロデュース。「実は福井には、県民も知らない、優れたデザインがある」をコンセプトに、ここ数年県内外で展開された観光キャンペーンや地域おこしプロジェクトなどを「食」「スポット」といった六つの切り口で、紹介している。
「ものづくり」コーナーでは、越前漆器や若狭めのう、若狭塗箸、越前打刃物など七つの伝統工芸品を現代の暮らしに合わせアップデートさせた「F―TRAD(エフ・トラッド)」の商品7点を展示。新世代のライフスタイルにマッチする斬新な道具が多く、プロデュースした大坪千夏さんは「福井の伝統工芸の中に優れたデザイン性を見つけてほしい」などと紹介していた。