フォトアーティストの黒崎宇伸さん(魚津市新金屋)は、同市の新川文化ホールで、地元の風景を幻想的に収めた写真の展示会を開いている。英グリニッジ天文台が主催する世界最高峰の天体写真コンテストで2020、22、23年に入選した3作品を並べており、「美しい景色の普段とは違った表情を見てほしい」と話す。24日まで。
入選作品は、ミラージュランドの大観覧車と夜空の月がさが重なるシーンを捉えた「月暈(がさ)と大観覧車」のほか、桜が咲く朝日町の舟川べりで天の川を被写体にした「さくらホール」、月夜を撮った「春の舟川べり」の3枚。「月暈と大観覧車」は現在、英国国立海事博物館でも展示されている。
この他、魚津市坪野から見下ろした富山湾、夕暮れ時の東山円筒分水槽、青白い光に包まれたホタルイカなど計13点も紹介する。
午前9時~午後10時(火曜休館)。会期中の土、日曜は午前11時半~午後0時半に黒崎さんが在廊する。