北の玄関口となる、芦原温泉駅周辺などで3月16日に開かれた「新幹線歓迎会」では、福井県あわら市ゆかりのTVアニメ「ちはやふる」の主演声優3人によるトークショーや市民パレードが大にぎわいを見せ、待ちに待った新幹線開業を祝い合った。
駅西口のアフレアで開かれたトークショーには、県外ファンを含む約200人が詰めかけた。主人公、綾瀬千早を演じた瀬戸麻沙美さん、綿谷新役の細谷佳正さん、福井出身で由宇役の安済知佳さんが登壇。あわらが舞台のシーンを振り返ったり、方言指導役だった安済さんの福井弁なども飛び出したり、会場を沸かせた。
市民パレードは駅前通りで行われ、アップテンポな曲に合わせ県内のダンスグループ「DDD」の先導で、市民ら約250人がダンスしたり、笑顔で手を振ったりして行進。沿道と一体で盛り上げた。
この日の式典直後に、市のおもてなしキャラクター「湯巡権三(ゆめぐりごんぞう)」が、市公式キャラクターに"就任"するサプライズ演出も。権三の活躍ぶりをスライド写真で振り返り、森之嗣市長が"公式キャラ"のタスキを掛け「あわらPRをよろしく」と激励した。サブ会場の、えちぜん鉄道「あわら湯のまち駅」近くの湯のまち広場では、射的や輪投げが楽しめる縁日で盛り上がっていた。
歓迎会は、17日も午前9時半からアフレアで行われ、同11時からの声優ショーでは、アニメ主題歌担当の「99Radio Service」のライブもある。