競り体験で、鮮魚や加工品をお得に手に入れようと、うちわを挙げて値段を伝える参加者たち=3月17日、福井県坂井市の三国港市場

競り体験で、鮮魚や加工品をお得に手に入れようと、うちわを挙げて値段を伝える参加者たち=3月17日、福井県坂井市の三国港市場

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漁港市場で競り体験、海鮮丼に満足 坂井市の三国港朝市周年祭に行列

福井新聞(2024年3月19日)

 福井県坂井市の三国港市場で3月17日、北陸新幹線福井開業記念と銘打った「三国港朝市周年祭」があった。来場者は競りを体験し鮮魚や加工品をお得に手に入れ、県外にほとんど流通しない「ガサエビ」を使った丼、甘エビ汁を味わい満足げだった。

 越前がに、敦賀真鯛(まだい)など22商品の競りを体験した。最初に水ガニが登場。100円からスタートし、うちわを挙げて値段を言い合い3千円まで上昇。あとで1万円相当だったことを教わると驚きの声が上がり、参加者はがぜん張り切って挑んでいた。

 16日に北陸新幹線で県内入りした女性は、越前がに2杯を1万円で競り落とし「1杯まるごと食べたことは昔あり、これはお土産にします」と笑顔だった。

 食堂では午前7時半のオープン前から、ガサエビ丼を求める長い行列ができた。「甘くてぷりぷり。おいしい」と人気だった。

 鮮魚のほか野菜やパン、能登地震被災地支援の物販もあり、三国高吹奏楽部がTVアニメの曲などを披露した。

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