富山県は27日、県園芸研究所が開発した新品種のチューリップの名前を「春のワルツ」に決めたと発表した。桃色のユリ咲きで、ワルツを踊るバレリーナのような花の見た目から命名した。4月23日から砺波市で始まる「となみチューリップフェア」で展示する。
新田知事が定例会見で発表した。風や雨、病気に強く、球根の収量性が良いといった魅力を説明し、「人気が出ればいい」と語った。2021年12月、国に品種登録を出願。県が開発したチューリップは計41品種になった。名前は関係者から募った165点から選んだ。
チューリップフェアの会場では、県花卉(かき)球根農業協同組合が球根の予約販売を受け付ける。