丸岡城天守のふもとで技を決める橋本選手(手前右)=4月6日、福井県坂井市丸岡町のお天守前公園

丸岡城天守のふもとで技を決める橋本選手(手前右)=4月6日、福井県坂井市丸岡町のお天守前公園

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〝怪物〟丸岡城下でマッチ 女子プロレス・橋本選手

福井新聞(2024年4月8日)

 "怪物"の異名を持つ福井県坂井市出身の人気女子プロレスラー橋本千紘選手=センダイガールズプロレスリング、仙台市=の初の凱旋(がいせん)試合が4月6日、同市丸岡町のお天守前公園であった。橋本選手の勇姿を一目見ようと約1500人の市民らが集まり、選手が登場すると大きな声援と歓声が上がった。

 開催中の丸岡城桜まつりに合わせ、丸岡藩誕生400年記念事業として市が企画した。橋本選手は春江中卒業後、レスリング強豪の安部学院高(東京)、日本大に進学し、2015年6月にセンダイガールズに入門した。

 この日、女子選手8人が試合し、橋本選手は30分1本勝負のタッグマッチに出場した。橋本選手が顔面キックを食らうと会場からは橋本コールが響いた。場外乱闘ありの大盛り上がりの中、橋本選手が相手選手にラリアットからの体固めを決め、勝利した。

 試合後、橋本選手は「プロレスを見ることで『明日からまた頑張ろう』と勇気を得てもらえたらうれしい。また福井に帰ってきます」と語った。

 観戦した磯部小5年の児童は「大迫力で格好良かった。これからも頑張って」と目を輝かせていた。観戦した男性は「けがをしないかヒヤヒヤした。(勝山市出身の元プロレスラー)天龍源一郎さんのように福井をプロレスで盛り上げてほしい」と話した。

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