収穫される越前白茎ごぼう。茎の部分の白さが特長=4月17日、福井県坂井市春江町随応寺中央

収穫される越前白茎ごぼう。茎の部分の白さが特長=4月17日、福井県坂井市春江町随応寺中央

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まっすぐ白く、生育よく 坂井・春江「越前白茎ごぼう」

福井新聞(2024年4月18日)

 福井県坂井市春江町の伝統野菜「越前白茎(しらくき)ごぼう」が収穫期を迎えている。主に食する白い茎の部分はまっすぐ60センチほどに成長。「今年は生育がいい」と生産者の表情は明るい。

 平安時代以前にシベリアから伝わったとされる。同町内では種を採っていたが1985年ごろから食用として栽培するようになった。

 同町随応寺中央の畑では4月17日、生産者が知人5人と一緒に鎌で刈り取った。葉と根も食べられるが、葉を取り除き茎だけにして水洗いしJAに出荷している。塩漬けにして市内の小学校の給食に提供されている。

 例年12月にも収穫するが、春の方が軟らかく食べやすいという。今週末まで続け、昨年と同じ160キロの収穫を見込んでいる。

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