「ひすいグリーン」「あさひブルー」の器を手に展示品を紹介する野村さん

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赤川焼、初の親子展 野村さんと東さん、朝日町で6月1日から

北日本新聞(2024年6月1日)

 朝日町制施行70周年記念の郷土作家展「赤川焼 野村彰・東渉一親子作陶展」は1日から町ふるさと美術館で始まった。同じ道を歩みながらテイストの違う父子の作品200点を楽しむことができる。7月21日まで。

 野村彰さん(71)は同館で赤川焼を営む傍ら、体験教室も開いている。息子の東渉一さん(36)も京都で技を学んだ後、父と一緒に創作を続ける。

 親子そろって展示会を開くのは初めて。野村さんは特製の釉薬(ゆうやく)「ひすいグリーン」「あさひブルー」を用いた色鮮やかな抹茶わんや食器をはじめ、初期にたたき技法で仕上げた器や「未確認生物」と題して口や目を付けた品々を並べる。東さんは「透かし」「縄文」の各技法を生かした器や花入れなどを紹介する。

 野村さんは「50年にわたる作陶の歩みや息子に引き継いでいく流れを見てほしい」と話している。入館料は大人300円、小中高生200円。先着200人に赤川焼小作品を贈る。北日本新聞社共催。

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