新潟県柏崎市で手頃な低山として親しまれ、信仰の対象にもなっている「刈羽三山」の一つ、八石山（はちこくさん）（５１８メートル）で５年ぶりの山開きが行われた。薄曇りでまずまずといった天気の中、参加者は思い思いのペースで山頂を目指した。

　八石山は刈羽三山の中で最も標高が低く世代を超えて人気がある。山開きは過去４年、新型コロナウイルス禍のため取りやめになっていた。市民ハイキング登山も兼ねて行われた。

　神事の後、参加者は地元の柏崎山岳会の案内で、二手に分かれ「峰コース」「沢コース」を登った。咲き残っていたピンク色のツツジを山岳会員が食べてみせ、子どもたちが「えーっ」と驚く場面もあった。