魚津市と同市施設管理公社は9日、愛犬家のボランティアとともに早月川緑地公園に防護柵を設置し、ドッグランを整えた。広々とした場所で犬を自由に遊ばせたいとの声に応えたもので、16日から利用できる。
市によると、市内に屋外式のドッグランはなく、設けるのは初めてという。市は2年間を実証期間と位置づけ、利用状況や問題点を検証する。
景色が良く、近くに民家などがないことから、早月川緑地公園の芝生広場に設けた。広さは1530平方メートル。小型犬と中・大型犬でスペースを分けており、無料で利用できる。防護柵設置など事業費は約50万円。
この日は市内外の愛犬家が所属する魚津ドッグフレンド協会(早川隆幸会長)の呼びかけで、約20人がボランティアで参加した。鉄パイプをハンマーや重機で打ち込み、防護ネットを取り付けた。飼い主と来た犬は作業を興味津々の様子で見守っていた。
会長の早川さん(63)は「念願の場所ができる。犬にとっても飼い主にとっても、いい交流の場になってほしい」と話した。