春を告げるオウレンの花が、福井県越前町立福井総合植物園プラントピアで見ごろを迎えている。純白のかれんな花が雪が溶けた林を彩っている。
園内の湿地に隣接する林で2月中旬から咲き始めた。高さ約10センチ、花の大きさは約1センチ。地面を覆う落ち葉の中で、花の白さが際立つ。
胃薬として使われる根が黄色いことから「黄連」の名が付いた。同園には花びらが丸みを帯びているものや、葉が小ぶりのものなど4種類がある。見ごろは3月下旬まで。
暖かくなるにつれ、紫色のショウジョウバカマや黄色のヒュウガミズキといった春の花々が次々に咲き始める。