えちごトキめき鉄道（上越市）は、自社の路線を題材にした写真コンテストの優秀賞作品９点を車内の中づり広告にして掲示している。四季折々の自然と車両が織りなす風景を通じ、沿線の魅力を発信している。

　写真コンテストは３月の開業後初の試み。過去３年以内に撮影した写真を８～９月に募集し、県内外７９人から２２７点の応募があった。社内審査で最高賞の優秀賞と、トキてつ賞１８点を選んだ。

　青空とヒマワリ畑に彩られた妙高山周辺や黄金色の棚田地帯を車両が駆け抜ける様子などが納められている。上りと下りのイベント列車同士がすれ違う瞬間を捉えた作品もある。

　中づり広告はカラーで縦３５センチ横５０センチほど。妙高はねうまラインとひすいラインのほぼ全車両に１、２枚ずつ掲示した。１２月には優秀賞作品をまとめたカレンダーを１部５００円（税込み）で発売する予定。

　総合企画部企画係の野村佳那子さんは「沿線の美しい景色を見てもらい、たくさんの人にトキめき鉄道に興味を持ってほしい」と話した。