イクラ丼に見立てて展示されているサケの受精卵=6日、上越市西本町4

イクラ丼に見立てて展示されているサケの受精卵=6日、上越市西本町4

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水槽のイクラどんどん育て サケの受精卵 丼盛り展示 上越市立水族博物館

新潟日報(2016年1月7日)

 水槽の中に"イクラ丼"? 上越市西本町4の市立水族博物館にイクラ丼が展示された。丼茶わんの中に、ご飯に見立てた真っ白な砂をよそい、サケの受精卵を盛りつけた奇抜な展示が来館者を驚かせている。

 同館は毎年、漁業関係者からサケの受精卵を譲り受け、展示している。しかし、水槽に卵を入れただけでは注目されなかったことから、親しみやすい「食」をテーマに展示を企画した。

 丼は直径20センチ弱。水槽の底に箸とともに置かれている。卵の中で目が動く様子など成長の過程が観察できる。間もなく全てふ化するため、同館は「早めに見に来て」と呼び掛けている。

 親戚と訪れた上越市の国府小学校5年、可児太一君(11)は「卵は思ったより小さい。イクラ丼みたいだけど、かわいそうだから食べられない」と興味津々の様子だった。

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