滑川沖のホタルイカ漁を船上から見学する「ほたるいか海上観光」の試乗会が19日行われ、招待客が神秘的な光のショーを楽しんだ。海上観光の営業は20日スタートする。
19日午前3時10分ごろ、市の関係者ら約40人を乗せた観光遊覧船が、漁船に続いて滑川漁港を出発した。
沖合約2キロの漁場で、漁師が網を引くと、海面にホタルイカの青白い光が浮かび上がった。間近で見た招待客からは「光った」などと歓声が上がり、拍手が起こった。
漁師がホタルイカをたも網ですくい、空中に放り投げるパフォーマンスもあり、客を喜ばせた。この日のホタルイカの水揚げ量は、まずまずの6・6トンだった。
市はこれまで運航を委託していた民間船が昨年故障したため、新たに船を購入した。ことしからこの船を使う。
海上観光は5月8日まで。