「高岡御車山(みくるまやま)祭の御車山行事」が国連教育科学文化機関(ユネスコ)の無形文化遺産に登録されたことを祝う記念祝賀会が24日、高岡市のホテルニューオータニ高岡で開かれ、関係者約160人が高岡の伝統文化が世界に認められたことをたたえ合った。
同祭は全国18府県の祭り33件の一つとして、「魚津のたてもん行事」「城端神明宮(しんめいぐう)祭の曳山(ひきやま)行事」と共にユネスコ無形文化遺産の「山・鉾(ほこ)・屋台行事」に登録された。高岡御車山保存会(田井佳夫会長)が長年の悲願達成を記念して、祝賀会を開いた。
開会に先立ち、高岡市の中島町獅子舞保存会が勇壮な祝舞を披露。田井会長は「少子高齢化が進み、山車(やま)の継承が今後の課題。子どもたちが祭や郷土に愛着を持ち、次世代の担い手として育ってほしい」とあいさつした。