輪島市町野町曽々木、春日神社の例大祭「曽々木大祭」は17日行われ、国指定名勝である曽々木海岸の「窓岩」を背に、大小4基のキリコが集結した。
今年は高さ10・5メートルの大キリコが7年ぶりに乱舞した。大キリコは巡行に50人以上が必要で、青年団員が年々減って動かせずにいたが、今年は団員が輪島出身の友人や知人に声を掛けて担ぎ手を確保した。
春日神社で神事が営まれた後、大キリコは海岸沿いを威勢よく練った。窓岩を望むポケットパークに到着すると、松明(たいまつ)の火の粉が舞う中を駆け抜け、見物客は幻想的な光景に酔いしれた。