1918年に魚津市の女性たちが発端となり全国に広まった米騒動にまつわるドキュメンタリー映画「百年の蔵」の制作委員会(慶野達二委員長)は協賛金を募っている。
映画は米騒動から100年がたったことを記念し、騒動が起こった背景や史実を正確に伝えようと製作している。地元の高校生が騒動に縁のある人を訪ねるなど歴史を探っていく内容。撮影は2015年から始まり、現在は詰めの作業を行っている。
委員会は製作費用に充てるための協賛金を市内外の個人、法人から募っている。個人は一口2千円、法人は同1万円から。協賛者は映画のエンドロールで名前が載り、試写会にも招待される。
慶野委員長は「現代の民主主義につながるような歴史が魚津で起こったことを次世代に伝えたい。多くの人の協力がいただければありがたい」と呼び掛けている。
協賛金は銀行振り込みなどで受け付ける。問い合わせは映画「百年の蔵」制作委員会事務局(魚津市北鬼江の東都ガステック内)、電話0765(22)1650。