黒部市内を走る富山地方鉄道の電車と一部の路線バスが500円で一日乗り放題になる「黒部ワンコイン・フリーきっぷ『楽駅停車の旅』2018秋」(くろワンきっぷ)が29日始まり、電鉄黒部駅で出発式が行われた。
黒部ワンコイン・プロジェクト実行委員会(菅野寛二実行委員長)と富山地鉄が毎年春と秋に行い、24回目。今回は10月28日までの土、日曜、祝日に実施する。500円(小学生250円、未就学児無料)で、電車の電鉄石田駅-宇奈月温泉駅間と、路線バスの新幹線市街地線、生地循環線が乗り放題になる。
出発式で、菅野実行委員長と貫場光司富山地鉄鉄軌道部副部長、大野久芳市長があいさつ。三日市保育所の年中児26人が応援ソング「公共交通のうた 僕はくろワン」に合わせた体操などを披露した。
あいさつした3人と同保育所の片桐健(たける)ちゃん(5)がテープカットし、松木那々海(ななみ)ちゃん(5)と西本詩凰(しお)ちゃん(5)が正満敬仁運転士に花束を手渡した。この後、園児や保護者、市長らが宇奈月温泉行きの電車に乗り込んだ。
期間中、ジョギングと電車を組み合わせたスタンプラリー「黒部縦断・宇奈月温泉駅までランニング!」など多彩なイベントが行われる。問い合わせはくろワンきっぷ事務局(NPO法人黒部まちづくり協議会内)、電話0765(56)9687。同協議会主管、北日本新聞社など共催。