"冬の使者"と呼ばれるコハクチョウの成鳥3羽が、福井県鯖江市内の日野川に飛来しているのが10月20日、確認された。長旅の疲れを癒やすかのようにゆったりと川面を漂い羽を休めていた。
日本野鳥の会県会員の納村力さん(75)=同市=が同日午前6時半ごろ、丹南高近くの日野川で見つけた。納村さんによると、県内では今季初の確認。「昨年より10日ほど遅れており、今か今かと待ち焦がれていたのでうれしい」と声を弾ませていた。
コハクチョウは越冬のため、シベリアなどから南下してくる。県内では来年3月ごろまで川や水田などで見られる。