福井県越前市の仁愛大生による「制作展2020」(福井新聞社後援)が1月16日、同市ふるさとギャラリー叔羅(しくら)で始まった。人間学部コミュニケーション学科3、4年生17人が地域貢献活動や卒業制作として取り組んだ1年間の成果を展示している。26日まで。
デザイナーの吉村正照准教授にデザインやウェブの活用を学ぶ学生たちが、写真やパネルを展示。同大地域共創センターと市文化振興・施設管理事業団が協力した。
3年生11人は、市の補助事業に採択された地域貢献活動の2事業を紹介。市内のそば粉を使ってスイーツを開発した班は、ケーキ2種類のレシピやイベント出店の様子を披露した。昨秋に武生中央公園で家族向けのイベントを実施した班は、制作した大型かるたや浴衣をリメイクしたユニホームなどを展示した。市の魅力を伝える大型かるたは、絵柄や色合いに工夫を凝らした力作だ。
4年生6人は地域の課題解決や価値創造をテーマに卒業制作に取り組んだ。県産米を使ったライスバーガーのアイデア、南越前町の移住者6人のインタビューをまとめた冊子などが並んでいる。