福井県南越前町中小屋の花はす公園で6月17日、今シーズン初の花ハスの開花が確認された。咲いたのは公園内で育てている約130種のうちの2種。ほかの品種のつぼみも膨らみ始めており、来週から見頃を迎えそうだ。
根元が白く先が紅色の花びらを持つ「巨椋(おぐら)の彩雨(さいう)」と、おわん形の花が特徴の「暁色雲海(ぎょうしょくうんかい)」がこの日の朝に咲いた。公園を管理する町の担当者によると、品種によって開花時期は異なるが、7月末まで花が楽しめるという。
公園内では中国や南米、ロシアなど世界各国の花ハスを栽培している。同公園で発見された品種「勾当玉女(こうとうのぎょくじょ)」は1~2週間以内の開花が予想されている。
例年6月末~8月に開かれるはすまつりは、新型コロナウイルス感染症防止のため中止となった。公園は一般に開放している。