輪島市門前町の曹洞(そうとう)宗大本山總持寺祖院は18日までに、禅語をモチーフにしたTシャツを製作した。遊び心のあるイラストで表現したデザインで、禅語に親しみを感じてもらうのが狙い。禅語Tシャツの第1弾で、今後はシリーズ化も検討する。
Tシャツは、總持寺を開いた瑩山禅師の禅語「喫茶喫飯(きっさきっぱん)」がテーマで、「より好みなどせず、縁にしたがい、目の前のことに素直に集中する」いう意味が込められている。青色の布地で、正面に「喫」の字と、お茶とご飯のイラストで問いかけ、背中部分に「喫茶喫飯」の答えが記されている。髙島弘成副寺(ふうす)が企画し、自らデザインを施した。
サイズは100センチからXLまで製作し、価格は2千円(税込み)。同じデザインのバッグも用意した。
髙島副寺は「Tシャツやバッグで日常生活から禅語に親しんでもらえれば、うれしい」と話した。