映画「大コメ騒動」の公開に合わせ、魚津市図書館は資料展「魚津の米騒動」を開いている。映画に登場する史実を記した資料など22点を展示。初道ゆかり館長は「歴史を知ると映画を2倍楽しめる」と話している。2月14日まで。
映画には、魚津歴史民俗博物館の麻柄一志館長が取材協力しており、魚津の米騒動の史実が盛り込まれている。映画のスタッフは図書館にも取材で訪れた。
会場には、「漁師の一升飯」として映画で紹介された漁師の弁当箱や、生き証人の貴重な証言をまとめた書籍などが並ぶ。北日本新聞社が刊行した書籍「米騒動100年」もある。
既に映画を鑑賞した初道館長は「映画は史実に基づいた描写が多かった。『暗い』『暴動』という従来のイメージとは違う米騒動を伝えている」と話した。