野生動物や虫にも心地よい距離感がある-。魚津埋没林博物館(魚津市釈迦堂)は「密」防止の意識を高めてもらおうと、館内に自然界のソーシャルディスタンス(社会的距離)を紹介する写真パネルを掲示している。
パネルは14枚あり、エレベーター内など各所に配置した。写真は全て石須秀知館長が市内で撮影し、「密」状態のカメムシ(幼虫)に「ディスタンスとりたいね」、互いに離れているアメンボに「オレたち間隔いい感覚」などとユーモアのある吹き出しも付けた。
博物館のホームページにも掲載した。石須館長は「地元の生き物の姿を見ながら、人と人との距離感も考えてもらえたらうれしい」と話している。