４季ぶりの開業を迎える福井県池田町の新保ファミリースキー場で１２月２１日、安全祈願祭が行われた。営業開始の基準とする積雪６０センチまではもう一降りといった状態。にぎわいを待つゲレンデを前に、参列者がシーズン中の安全を願った。

　町営の同スキー場は、暖冬による積雪不足や新型コロナウイルスの影響が続き、２０１７年度を最後に営業していなかった。同日現在の積雪は３０センチ程度で、関係者は「週末以降に予想される雪に期待したい」としている。

　安全祈願祭は、住民代表や町職員ら約２０人が参列し神事が執り行われた。杉本博文町長はあいさつで安全を願うとともに「コロナ禍の影響でレジャーや家族の在り方が問われ始めている」として今後の運営を検証していく考えも示した。

　初級者コースは全長約４５０メートル。従来の中級者コースは緩斜面部分をそり専用コースに変更し、子どもが安心して楽しめるようにした。火～木曜は団体予約限定。用具の貸し出しもある。問い合わせは町農村政策課＝電話０７７８（４４）８２１０。