福井県南条郡南越前町河野地区の河野、糠、甲楽城の3海水浴場が7月7日、3年ぶりに海開きした。河野海水浴場で同日、海開き式が開かれ、シーズン中の無事故や繁盛を祈願した。
式典には町河野観光協会、町、警察、消防など関係機関から25人が参列し、神事が営まれた。
同協会の会長は「大自然あふれる河野の浜辺で楽しんでもらいたい」とあいさつ。新型コロナウイルス禍の影響で一昨年と昨年、海開きを見送っただけに、参加者は久々に開設された海水浴場を前に満足そうな様子だった。
この後、近くの河野保育園の4、5歳児10人と出席者で、嶺北地域栽培漁業推進協議会で中間育成したヒラメの稚魚約350匹を放流した。園児たちは体長10センチほどの稚魚を見て「かわいい」と笑顔。「大きくなってね」と元気に声を掛けながらバケツから海に放した。