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「雪の回廊ウオーキング」中止 山ノ内―草津、火口1キロ圏規制受け

信濃毎日新聞(2015年1月22日)

 下高井郡山ノ内町の志賀高原と群馬県草津町を結ぶ志賀草津高原ルート(国道292号)で毎年4月、冬季通行止めの解除前日に実施しているイベント「雪の回廊ウオーキング」が今年は中止となった。群馬側の発着点やコースの一部が、草津白根山(2160メートル)の火口から半径1キロの立ち入り規制区域内のため。山ノ内町は「参加者の安全を第一に考えた」としている。

 ウオーキングは、春の観光シーズン到来をPRしようと、両町でつくる協議会が2005年に始めた。道路両側に連なる雪の壁が楽しめる人気の催しで、昨年は約290人が参加。志賀高原(陽坂)―白根火山(草津白根レストハウス)間約11キロのコースなどを歩いた。

 気象庁は昨年6月、草津白根山の噴火警戒レベルを1(平常)から2(火口周辺規制)に引き上げた。これに伴い、国道292号は昨年11月中旬の冬季通行止めまで、群馬側の一部で通行を日中だけに規制してきた。冬季通行止めの解除は4月24日午前10時の予定。

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