松本城の世界遺産登録に向け、価値を広くアピールする方法などを考えた講演会

松本城の世界遺産登録に向け、価値を広くアピールする方法などを考えた講演会

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松本城PRの手法探る講演会 市などの推進委 世界遺産登録目指し

信濃毎日新聞(2015年2月23日)

 国宝松本城(松本市)の世界文化遺産登録に向けた取り組みを考える講演会が22日、松本市で開かれた。日本イコモス(国際記念物遺跡会議)国内委員会の岡田保良副委員長(国士舘大教授)が講演し、市民ら約250人が松本城の世界的な価値を広くアピールする手法を探った。

 松本市などは世界遺産登録済みの姫路城(兵庫県姫路市)と、松本城、彦根城(滋賀県彦根市)、犬山城(愛知県犬山市)との一体的な登録を模索している。講演会は市や信濃毎日新聞社などでつくる「国宝松本城を世界遺産に」推進実行委員会が主催した。

 岡田副委員長は、昨年6月に登録された富岡製糸場(群馬県富岡市)をはじめとした絹産業遺産群を挙げ「一つ一つの遺産では登録が難しくても、合わせ技によって顕著な普遍的な価値を証明することが大切」と説明。松本城も他の城との協力が不可欠とし、「それぞれの遺産の価値を具体的に規定しつつ、一体的に管理、保護していく方策も示す必要がある」とした。

 登録に向けては、国が推薦候補をまとめる「暫定リスト」に入る必要がある。岡田副委員長は登録を目指す意義について「自らの歴史や文化を再認識するほか、世界の目が集まることで国際的な感覚が醸成されるなど波及効果も大きい」とした。

 松本市教育委員会は来年度、国内外の城や大規模木造建築物の調査を始める。松本城を含めた日本の天守の世界的な価値を明らかにする方針だ。

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