インタビューに答える小澤征爾さん=25日、東京都世田谷区

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松本らしい演出で披露 小澤さんフェスへ構想、練習公開も希望

信濃毎日新聞(2015年2月26日)

 今夏、名称を変更して開くセイジ・オザワ松本フェスティバル(OMF・8月9日〜9月15日)の総監督を務める小澤征爾さん(79)が25日、都内で信濃毎日新聞の単独インタビューに応じた。小澤さんの誕生日の9月1日に行われる特別プログラム「マエストロ・オザワ80歳バースデー・コンサート」で、チャイコフスキー「大序曲1812年」を演奏し、開催地の松本市らしい演出で披露する構想があることを明らかにした。

 大序曲1812年は、ロシアが勝利したナポレオンのロシア遠征が題材で、大砲の音を使うことでも知られる。小澤さんによると、小澤さんが長年音楽監督を務めたボストン交響楽団が夏の拠点にしている米タングルウッドでは、毎年開く音楽会で演奏されたという。湖に向かって大砲を並べて空砲を撃ったと言い、「(自身の)子どもたちはこれを楽しみに毎年見に来た」と振り返った。OMFでの演出は「細かいことは分からない」とした上で、自身が指揮する可能性も示唆した。

 小澤さんは今月23日まで下高井郡山ノ内町の奥志賀高原に滞在し、好きなスキーを多い日には2〜3時間楽しんだという。体調は万全かとの問いに「そうだと思う」と答えた。

 OMFには、昨年のフェスでオペラ「ファルスタッフ」を指揮したファビオ・ルイージさんを再び招く。サイトウ・キネン・オーケストラ(SKO)からまた呼んでほしいとの声があったといい、小澤さんは「SKOとぴったりうまくいった。オケにとってもうれしいと思う」と明かした。今回初めて招く米アトランタ交響楽団音楽監督のロバート・スパーノさんはボストン交響楽団時代に小澤さんのアシスタントを務めており、「実力派で鬼才。うまくいくか楽しみ」と笑顔で話した。

 小澤さんは、毎年夏に奥志賀高原で行っている若手音楽家向けの合宿を一般に公開する考えを示した。OMFの公演の練習公開についても「松本なら絶対、練習に客が入っても(演奏家は)嫌な思いをしないと思う」と希望した。

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