常設展示に追加された水晶研究者、市川新松ら2人の鉱物学者のパネルや資料=10日、福井市の県立こども歴史博物館

常設展示に追加された水晶研究者、市川新松ら2人の鉱物学者のパネルや資料=10日、福井市の県立こども歴史博物館

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2鉱物学者の功績解説 県こども歴文館、常設展に追加

福井新聞(2015年4月17日)

福井市の県立こども歴史文化館は、歴史的な功績を残した本県ゆかりの先人を紹介する常設展示に越前市の水晶研究者、市川新松(しんまつ)(福井市生まれ、1868~1941年)ら鉱物学者2人を加えた。

 市川は全国各地の鉱物を採取し、独学で取り組んだ水晶研究の成果が世界に認められた。もう一人の和田維四郎(つなしろう)(小浜市生まれ、1856~1920年)は日本人初の鉱物学の教授となり、学問の基礎を固めた。常設展示では2人の経歴をパネルで紹介。イラストとデザインを同館学芸担当の嘱託職員が手がけた。

 資料展示を充実させ、市川も足を運んだ大野市の面谷(おもだに)鉱山産の蛍石(ほたるいし)など鉱物を展示。鉱物学の教科書として使われた和田の著書や市川が県内で採集できる鉱物をまとめた本のほか、市川が論文を書くために使ったものと同じ型のタイプライターも並べた。

 笠松雅弘館長は「福井県は官と民の著名な鉱物学者2人を輩出している。市川新松は学歴がなかったが、独学で世界に出て認められた。そのチャレンジ精神や生き方を子どもたちに知ってほしい」と話していた。常設展示「先人のひろば」で紹介する歴史上の人物は2人の追加で計64人となった。

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