中野市は6月7、14日、北陸新幹線(長野経由)飯山駅を発着点に、県外からの観光客が市街地の名所や公園をバスで巡る催し「ふるさと信州中野市巡り」を初めて開く。新幹線の延伸開業を生かし、一本木公園の「信州なかのバラまつり」(5月30日〜6月21日)に合わせて中野市の豊かな自然や歴史をPRする。
午前10時に飯山駅を出発し、850種2500株のバラが植えられている一本木公園でバラを観賞。その後、中野陣屋・県庁記念館を訪問する。ともに中野市出身の作曲家中山晋平(1887〜1952年)、国文学者高野辰之(1876〜1947年)の各記念館を見学。道の駅ふるさと豊田で地元農産物や加工品の買い物をして、午後4時に飯山駅に戻る。
山岸功・市都市計画課長は「バラの魅力のほか、中山晋平や高野辰之の生い立ち、地域の歴史を感じ取ってほしい」とアピールしている。
参加料金はバラまつりの開催協力金500円(中学生以下無料)と昼食代千円。県外者限定で、定員は1日20人。問い合わせは同課監理計画係(電話0269・22・2111)へ。