善光寺境内西にある歴代の回向柱。時間とともに朽ちていく柱が並ぶ

善光寺境内西にある歴代の回向柱。時間とともに朽ちていく柱が並ぶ

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歴代の回向柱、触れます 善光寺で7月5日から

信濃毎日新聞(2015年6月27日)

 長野市の善光寺で、数えで7年に1度の御開帳の際に本堂前に建てられた歴代回向(えこう)柱の安置所が整備され、7月5日から、過去10回分の柱にそれぞれ触れることができるようになる。善光寺事務局は「人生の節目、節目を思い起こしながら、あらためて結縁(けちえん)の場にしてもらえればうれしい」としている。

 安置所は本堂西側の境内隅にあり、御開帳のたびに、役割を終えた回向柱をここに移設する。高さ10メートルを誇った柱も時の流れとともに朽ちて段々短くなり、60年前の最も古い柱はわずか数十センチだ。5月末に閉幕した今回の御開帳の回向柱を本堂前から移すお納め式が30日にあり、現在、柱の入れ替え作業が進んでいる。

 これまでは直近の柱だけが触れたが、自分の生年に近い古い柱を背に記念写真を撮る参拝者らも多く、移設に併せて周辺を整備。柱の列に沿って柵を設け、10本全てに触れられるようにするという。

 回向柱には、仏教で宇宙を表す「空」「風」「火」「水」「地」の梵字(ぼんじ)が墨字で書き込まれている。善光寺庶務部長の清水雄介さん(41)は「最後に『地』とあるように、使命を果たして大地に戻っていく柱の姿が見られる。多くの方に安置所の存在を知ってほしい」と話している。

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