雪の中から日本酒を掘り出す人たち

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長野県 長野市周辺

ひんやり寝かせ「まろやかに」 「雪中酒」蔵開き 長野市戸隠、23日発売

信濃毎日新聞(2024年4月12日)

 長野市戸隠の戸隠神社中社境内で11日、1月から雪の中で3カ月間寝かせた日本酒「雪中酒」の蔵開きがあった。地元の商店やそば店の関係者約20人がスコップや重機を使い、1時間かけて高さ2・5メートルの雪山から日本酒を発掘。その場で味わい「うまい」「まろやか」と完成を喜んだ。

 戸隠の酒蔵で仕込んだ酒を、戸隠の雪を使い、戸隠神社で熟成させた名物。2007年から続く取り組みだ。雪の中は温度が一定で、空気の動きもないことから、じっくりと熟成が進む。辛口だが、まろやかな酒に仕上がっているという。

 今年の雪中酒は純米吟醸酒と特別本醸造酒3300本。23日から戸隠の酒店や商店で販売する。そば店や宿泊施設でも提供する予定だ。戸隠雪中酒販売組合の渡辺忠茂代表(61)は「戸隠の空気を吸いながら、そばと一緒に味わってほしい」と話していた。

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信濃毎日新聞デジタル https://www.shinmai.co.jp/news/article/CNTS2024041100591
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