千曲市屋代の科野(しなの)の里歴史公園で27日、地元有志でつくる「鯉(こい)のぼりを揚げる会」が約100匹のこいのぼりを飾り付けた。地域活性化を目的に毎年続け、15回目。青、赤、緑色などのこいのぼりが青空を背景に泳ぎ、園内を彩っている。5月18日まで飾る。
会員約20人が早朝から作業。長さ2~5メートルほどのこいのぼりを取り付けたワイヤを、地上10メートルほどの高さに張った。早速公園を訪れた家族連れなどが写真を撮っていた。同市屋代小6年の唐木田陽(はる)さん(11)は「大きいのや小さいこいのぼりがいろいろあってきれい」と見上げた。
同会の小川武文会長(72)は「連休に家族で訪れて楽しんでほしい」とアピール。家庭で飾らなくなったこいのぼりは市森将軍塚古墳館で寄贈を受け付けている。