山ノ内町北志賀高原のスキー場「竜王マウンテンパーク」でメコノプシスが見頃を迎えている=写真。「ヒマラヤの青いケシ」とも呼ばれ、雲が広がった3日は、白い空を背景に鮮やかな青い花が風に揺れていた。運営会社の北志賀竜王(山ノ内町)は4日から、花を観賞する初の「幻の青いケシ祭り」を開く。
標高約1770メートルのロープウエー山頂駅付近の山野草ガーデンで2009年から育てている。株数は年々増えて約600株に。今年は春先の気温が高く、例年より1週間ほど早い6月中旬から順次開花した。見頃は今月末までの見込みだ。メコノプシスは1週間程度で花が落ちるが、残雪をかぶせて開花時期を調整、長い期間観賞できるようにした。近くで高山植物のコマクサなども栽培している。
祭りは4、5日と11〜20日に開催(午前9時〜午後5時)。ロープウエー料金(大人1800円、小学生950円、60歳以上1600円、未就学児無料)が必要。ネマガリダケのじか火焼きを振る舞い、高山植物を販売する。