壁画制作への意気込みを語る田窪さん(右)

壁画制作への意気込みを語る田窪さん(右)

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リンゴ畑の壁画、牟礼駅に 美術家・田窪さん、制作風景公開

信濃毎日新聞(2015年9月2日)

 多摩美術大(東京)客員教授で美術家の田窪恭治さん(66)=千葉県習志野市=が1日、しなの鉄道北しなの線牟礼駅(上水内郡飯綱町)の待合室の壁画制作を始めた。町特産のリンゴ畑の絵を描く計画。この日のセレモニーでは、クレヨンのような画材「オイルパステル」を釣りざおの先端に取り付け、木の幹を描いていった。

 田窪さんは愛媛県出身。1989年から10年間、フランス・ノルマンディー地方に移り住み、礼拝堂の内壁にリンゴの絵を描くなどして「林檎(りんご)の礼拝堂」として再生させた。この取り組みを知った町観光協会が、リンゴをPRして町の活性化を図りたいと、3年前に田窪さんの講演会を町内で企画。町が壁画制作を依頼した。

 キャンバス4枚の計縦1メートル30センチ、横7メートルに絵を描き、壁面に取り付ける。2日は午前10時〜午後5時に牟礼駅で、3日から21日までは、午前10時〜午後4時半に町内の「いいづなアップルミュージアム」で制作風景を公開する予定で、誰でも自由に見ることができる。7、14日は休館。22日に牟礼駅で絵の除幕式を開く。

 3月の北陸新幹線(長野経由)金沢延伸に伴う北しなの線の開業により、町は牟礼駅の駅業務をしなの鉄道(上田市)から受託。魅力ある駅づくりに取り組んでおり、田窪さんの壁画制作もその一環だ。

 待合室で開いたセレモニーで、田窪さんは「飯綱町には日本の原風景がある。絵が町のシンボルになればうれしい」とあいさつ。土倉武幸町観光協会長は「人が集まる場所になればいい」と期待した。

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