福井県あわら市ゆかりの人気漫画にちなんだ通年イベント「ちはやふるweek in あわら2015」のメーン期間が26日幕を開けた。市内各地に置かれたカードを集める催しや、オリジナルグッズの販売などが始まり、県内外からの多くのファンでにぎわった。10月4日までの期間中、かるた教室や声優のトークショーなどが繰り広げられる。
JR芦原温泉駅前の「aキューブ」で金津高吹奏楽部が高らかに演奏し、開幕を祝った。商店など70カ所で配られる全100種類のオリジナルカードを集める「百人一首大作戦」には大勢が"参戦"、思い思いに市内をそぞろ歩く姿が見られた。
複数人で100種類を完全にそろえるコンプリートを目指すグループもおり、途中で会った人とそれぞれがお目当てのカードを交換する光景も。大阪から訪れた西出知裕さん(40)、千春さん(35)、涼雅君(16)親子は「ちはやふるのファンで昨年も参加した。今年も必ずコンプリートしたい」と話していた。
aキューブやえちぜん鉄道あわら湯のまち駅前広場に設けられた特設会場では、マウスパッドやお守りなどの限定グッズ約30種類が販売された。
期間中はこのほか、作品に登場した市内各地を巡る「聖地巡礼ツアー」(27、3日)や、市協会員が講師となるかるた教室(27日)があり、最終日には「声優トークショー」(チケットは完売)が開かれる。
百人一首大作戦の参加には、両特設会場で販売されている金券付きの台紙が必要。巡礼ツアーとかるた教室は空きがある。
問い合わせは市観光商工課=電話0776(73)8029。