美ケ原高原で開かれた登山者の体力を診断する講座。約50人が参加した

美ケ原高原で開かれた登山者の体力を診断する講座。約50人が参加した

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安全登山へ体力診断 山選びに...美ケ原高原で初講座

信濃毎日新聞(2015年10月5日)

 県山岳総合センター(大町市)などは4日、登山に必要な体力を診断する初の講座を松本市と上田市、小県郡長和町にまたがる美ケ原高原で開いた。県内外から約50人が参加し、高原最高峰の王ケ頭(2034メートル)に登るまでの時間を計測して体力を4段階で診断。県が公表した県内の山の難易度をランク付けした「信州山のグレーディング」に照らし合わせ、体力に合った山選びに役立ててもらう。

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 体力に合わない登山をする中高年らの山岳遭難増加を受けて企画。診断方法は、鹿屋体育大(鹿児島県)の山本正嘉教授(運動生理学)の研究を基に作った。設定した標高差をどのぐらいの時間で登れるかで、体力を診断する。

 体力度は全4段階で、例えば1時間で標高差500メートル以上の山を登る人の体力度は最高の「1」。グレーディングの対象となっている県内約100の登山道全てを登ることができる。体力度はこのほか、標高差410〜499メートルの人は「2」、同330〜409メートルの人は「3」、同330メートル未満の人は「4」。

 参加者は、三城いこいの広場(松本市)近くが出発点の標高差620メートルのコースを歩いた。時間はゴール地点でスタッフが計測し、早い人は1時間、遅い人は1時間41分で王ケ頭に着いた。静岡県伊東市の小沢赳夫さん(73)は1時間40分でゴール。「自分の実力が分かって良かった。登山仲間に診断方法を広め、安全登山に寄与したい」と話した。

 山本教授は「理想は一日中歩いても疲れないペース。安全登山のため、マイペースを意識して歩いてもらいたい」と話していた。

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