AR機能も付けた英語版地図を手にする大森さん

AR機能も付けた英語版地図を手にする大森さん

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外国人目線を反映、英語版の松本地図 AR機能も付け

信濃毎日新聞(2015年10月20日)

 松本市の有志でつくるボランティア団体「まつもと城町(しろまち)市民コンシェルジュ」が、外国人観光客向けに市内の見どころや飲食店を英語で紹介する地図を作り、週末やイベントなどで配っている。2012年に作った日本語版を基に、内容を一新。スマートフォンなどをかざすと動画を見ることができる「AR(拡張現実)機能」も取り入れ、公共交通機関の使い方などを動画で確認できるようにした。

 A3判四つ折りで両面印刷。片面は市街地の詳細図で、裏面はアルプス公園(蟻ケ崎)や日本浮世絵博物館(島立)も載せた広域図にした。市内在住の外国人や海外に行く機会が多いメンバーらが中心になり、「海外に出た時に知りたい情報」や「外国人から見て面白い物」を盛り込んだのが特徴で、市街地の宿泊施設のほか、飲食店は英語メニューがあるか、クレジットカードが使えるかも示した。昨年度の県の地域発元気づくり支援金を活用し、3千部を印刷した。

 動画は、英国出身で同市で英会話教室のオーナーをしているジム・ジョージさん(50)が中心に撮影、出演した。JR東日本松本駅とアルピコ交通(松本市)の協力で、電車やバスの乗り方や切符の買い方を紹介。松本城のイベントや、神社の参拝方法の映像も見ることができる。

 市民コンシェルジュ代表の大森女礼(めれい)さん(49)は「外国人が喜ぶ地図になっている」と活用を呼び掛けている。地図は掲載店舗やホテルに置いてある。問い合わせは大森さん(電話090・3343・5348)へ。

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